2年ほど前から、実家に移住する準備をしていました。以前の実家の母屋はしばらく前から無人になっていて、北側の部屋の畳は腐っていたし柱も根元が腐って床が落ちかけて家全体が傾いていました。柱は腐ったところを切り取って高さを合わせてもらいました。腐った畳は捨てて板張りの床を貼りましたが、これはあまり良い選択ではなかったようです。北側は山で、少し掘ると水が湧いてくる地形です。そこに旧来の基礎が無い日本建築が立っていたので北側の床下はカビたらけで、しかも元々土間で風通しを良くして、囲炉裏で火をたいて家を乾燥していたのを、床を張って電気や石油の暖房に代えたため湿気が床下にこもっているようです。以前は畳が湿気を吸収していたようです。60年ほど替えてなかったようですが、よく持ったものです。一部の床は1980年ごろに板を張っていますが、25年ほどで腐ってベコベコになりましたので、何か対策をしないと、また同じことになるということに、気が付きました。この古民家は部屋が多いので全部に設置するわけにはいけませんが、通常、人などがいる部屋5つにエアコンをつけています。さらに電気の力を借りることになるようです。とりあえず通路に一つ常時換気用の換気扇を付けました。
床下の湿気がたまっているところあたり、とりあえず一か所金網で通風を良くしてみました。
効果が確認できれば他の湿気ったところにも応用したいと思います。
実際のところ、家の中心部の空気が通わないところの湿気はすごくて引っ越しの段ポールが湿って力を入れると破れるぐらいです。2Fで寝ているので、そこは問題ないのですが、予算の都合で台所とバスルームは、やわな柱で支えられている古民家の二階には移設できませんでした。台所は油断するとカビだらけになるとわかったので、いまのところ換気扇とエアコンを入れっぱなしです。床下の換気扇があれば常時エアコンは不要でも良いのかなど今後検証しようと思います。
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