現在は太陽の活動が活発でなく短波帯の電波伝搬は高い周波数では不調です。しかし夜7MHzなどのローバンドを聞いていると、結構、北米やヨーロッパが聞こえています。いちおうダイポールは上げてあるのですが、ビームアンテナは無理なので、DXに強いという垂直形のアンテナを計画しました。当初は古いアンテナの残骸を改造して7MHzのフルサイズGPを建てようかと思っていましたが、最終的にはメーカー製のマルチバンドアンテナにしました。ミニマルチのV3Xです。設置場所の制約で、2~3メーター離れたところに、ダイポールのポールと、14~28MHz用のR5があがっています。左から二番目が今回立てたアンテナです。
山の上で、たぶん接地抵抗が高いのでグランドプレーンにしてあります。ラジアルは、いまのところ7MHzが3本、10, 14MHzは、5本張りました。
インピーダンスメーターで確認すると、7MHzはうまくハムバンド範囲内で50オームになりますが、10, 14MHzは、かなり低いほうにずれています。ラジアルの長さなど調整してみましたが、ほとんど変わりませんでした。ちなみに調整中に、インピーダンスメーターが振れなくなりました、電池の電圧が足りないだけだと後で判明しました。古いディプメーターも電池ボックスが壊れてしまい後で交換しました。
近くに平行に長い金属があるので干渉しているのではないかと想像されます。ただR5のSWRは、V3X設置前と変わらないように見えます。しばらく様子をみて対応しようと思います。ダイポールとV3Xを7MHzで聞き比べてみると、すごく大きな差はないですが、国内はダイポールが強いですが、北米やヨーロッパはV3Xのほうが強いように思えます。
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