2年で、こんなになってしまった床を張り替えました。上に家具など置いて空気が滞留していた部分がひどいですが、黒く変色したり、つなぎ目のところが白くカビ(キノコか?)ています。
はがしてみると、こんなです。普通の工法なんでしょうが、古民家のむき出しの土の上に、普通に床がはってありました。
床下の木は意外と傷んでいません。大引が白くなる程度のカビは生えていました。
下の写真はトイレの床下です。裏の木組みはきれいなものでしたが、フローリング表側は合わせ目が、かなり黒く変色していました。
切り取った床の断面です。かなり厚い(耐水)合板の上に、いわゆるフローリングの床材が打ち付けてありました。下からゆっくり湿気が上がってくるのと、上側からの結露などで表面が変色したんでしょうか?
こんどは、土の上に防水シートを敷いて、断熱材も入れて、さらに、その上に透湿シートを敷いて床を張ります。下から湿気が上がらないようにして、上に張る床材も耐水性能が高くて、さらに最悪、変色しても目立たない濃い色にしました。
初めから、湿気対策を取ってあれば、こんなひどいことにならなっかった(と思われる、効果のほどは現状不明)と考えると、釈然といかないところがありますが、勉強代を払ったということでしょうか。古民家は、コンクリートの布基礎がある近代建築物と違いますので、甘い考えでリホームするとたいへんなことになるという見本でした。
後日、床下をのぞいてみると、ビニールシートの下にたくさんの水滴がついているのが見えました。以前は、あれが水蒸気となって床下をただよっていたんでしょうから、多少の効果はあるでしょう。
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