14MHz HB9CV設置(201812)

1月ほど前から少しずつ準備していたHFのビームアンテナをあげました。このケーブルテレビに移行したので使わなくなった地デジアンテナをおろして同じポールにあげました。

10年以上前につかっていたローテータを整備して使えるようにしたのですが、てこずったのはコントローラで、方向指示装置のゴムベルトの補修がたいへんでした。

地デジのアンテナを下ろして、ローテータをつけて仮でポールを伸ばしてみました。最終的には、今回のアンテナは大きくて危険そうだったので、ポールの最大高さからパイプを二本、約3.6m抜きました。写真は一本抜いた状態で、これでも恐そうだったので、さらに、もう一本抜いて、結局、前の地デジアンテナと同じ高さにしました。

14MHz=20mなので半波長でエレメントは約10mあります。地上で見るとけっこう長いです。使ったのはRadix社のフルサイズの位相給電アンテナ(HB9CV)です。移動用のアンテナなので比較的軽くて、カタログ上は5.9Kgです。エレメントの先のほうは細くてかなりしなりますが、電線との干渉などありませんし、ぶっ飛んでも人の家に被害がかかる場所でないので大丈夫です。ローテータとアンテナとケーブル含めて約10kgと思われます。昔は、移動で、アンテナだけで10Kgを超える18MHzの4エレや14/21/28のトライバンドとかを同じようなフジインダストリのポールに上げていたこともありましたが、今回ぐらいのアンテナ設定が安全です。

北風が間欠的に吹いていたのでポールを伸ばすのに、かなりてこずりましたが、なんとかあがりました。

SWRは、ほぼメーカーのカタログどうりです。地上高が低いのと周りが山なので、岡の上のR5やVerticalより、どの程度良くなるのか様子見です。少なくともノイズレベルはかなり上がっていますし、回すとSが変わるのはいい感じです。

数日使ってみたところ、フロントを向けると丘の上のバーティカル比較で、Sが2-3は上がります。南太平洋方面はノイズも少なく、改善されています。北米方向はノイズが強くなり了解度が落ちることがわかりました。バーティカルのほうがノイズが少なく信号が浮いて聞こえます。ただし弱いです。うまくいかないものです。アンテナが谷底に立っているようなものなので、山に向かってビームがむいていますが、HFの電波は山を越えて飛んでいっているようです。いちばん良いのは、このビームを岡の上に移設することですが、今たっているアンテナとポールを整理する必要あり、かなりたいへんです。
このHB9CVを北米方向に向けたときのバンドの状況です。ノイズ多いです。

バーチカルに切り替えてみると、ノイズが消えて信号が浮いてきます。

現状ハイバンドは、近隣の国しか聞こえず、7MHzではかなりDX局が聞こえますが、ダイポールやバーチカルと100Wでは、かなり難しいです。7MHzでダイポール+100Wで北米の局が579ぐらいで入感していたのを呼んでみたら、なんとか取ってはもらえましたが、レポートは、229でした。とうぶん現状の設備で、ぼつぼつと楽しみながらやっていこうと思います。

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