電信送信が怖い(201901)

21世紀になったばかりのころは、太陽の活動が活発で、短波帯の電波はよく遠くまで飛んでいきました。電波が強く届くので音声による海外局との交信も割と簡単にできました。現在は、太陽の活動が不活発で電波の伝搬状況はよくありません。弱い電波でも交信できる無線電信などを多用することになります。
無線電信の通信は、基本的には、人間が符号を送信し、人間が受信した符号を理解します。送信は、縦ブレの電鍵はあまりつかわれず、半自動のエレクトリックキーヤーが普通です。私は不器用で、1980年代、なかなかエレクトリックキーヤーが使えず、縦ブレを使っていました。正確な短点、長点が連続して送出できるのですが、パドル(スイッチ)をつなげたり、離したりするタイミングがずれると、余分に出たり、足りなかったりで正確な符号が出せません。そこは、鍛錬が必要です。最近寒いせいか、打ち間違いが多いです。どういうときに打ち間違いが多いか分析すると、酔っぱらった時、朝寝起き、寒くて手がこわばっている時、寝不足の時などで、まだまだ精進が必要だと思います。打ち間違えるかもと思うと、つい、委縮して電波を出さなくなりがちです。引きこもらないで、聞こえる局は積極的に呼んだり、CQを出したりするのが、望ましいと思います。
縦ブレに戻ろうかとも思ったのですが、また正確な符号が打てるようになるには、かなりの訓練が必要に思えました。現在では、PCを使って、電信の送信、受信をすることもできます。念のため、キーボードから入力した符号を送信できるようセットアップしました。

ずっと前に、調達したUSB I/F付きのエレキーです。ちょっと使ってみると、楽です。楽に走ると、人間の機能がだめになるので非常用にしましょう。

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