SDR(Software Defined Radio)というのは、従来アナログ信号で、高周波から音を出すまでの処理をしていたのを、コンピュータを使ってデジタル処理で音などをとりだすようにした無線機です。市販のアマチュア無線機器も、中身は多くがこうなっているようです。
SoftRockという会社の、30, 20, 17mバンド用の完成基板(約1万円)を購入して、しばらく放置してありましたが、使ってみることにしました。
まず基板をアルミケースに入れました。穴加工は、素人細工でかなりいい加減です。
パソコンのサウンドカードとUSBポートに接続します。
ソフトをインストールして、さっそくなにか受信できないか試してみましたが、すごい雑音でした。電波が入ってきてデジタルに変換するまでは、いままでどおりアナログ信号ですから、アンテナが悪いのかなとか、いろいろトライしてみましたが、かすかに受信ができるのですが、実用には、ほど遠いレベルで、あきらめかけたのですが、ためしにアンテナチューナーを入れてみたら、なんと普通に聞こえました。
実際には、下にあったパソコンのノイズを盛大に拾っていたようです。コンピュータのデジタルノイズはすごいです。
なぜか操作上、SSBは、USBとLSBが入れ替わっているとか、まだまだ謎が多いですが、研究を進めてみようと思います。日本では、電波を出すためには、送信機の登録(免許申請)が必要なため、とうぶん受信だけです。
数GHzまでならソフトで処理できるぐらい半導体が進化し、アプリは有志が作成して、Web上に無償で公開しています。すごい時代になったものです。
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