昨日に続いて前側のサス交換を始めました。前はスカートが低くてジャッキが入らないので、まずスロープに載せないといけません。さらに高さ170mmもあるスロープのため、手前にコンクリート板を敷いてやらないとスカートでスロープをひっかけて押して行ってしまいます。
危惧していたのですが、ジャッキのストロークが足りず、ウマがかかりませんでした。写真には撮っていませんが、スロープの途中で車を固定して、なんとかウマに載せました。危険ですので、マネしないでください。
サスペンションを固定しているナットを外そうとしたのですが、延長パイプがスペースの関係で入らず、とても無理だと判断して、本日の作業は中止しました。
アマゾンで、マキタの充電式インパクトレンチを注文して、到着待ちです。電池や充電器は草刈り機などに使うので持っています。
本日は、気になっている右後ろのブレーキを再確認することにしました。
右後ろのブレーキパッドは外側(ピストンの無い側)のみが減っていました。パッドを交換するときに、ピストンの戻りがすごく悪かったです。力いっぱいしないと戻せませんでした。走行後、何かが焼けた臭いがします。どうやら右後ろのホイールあたりのようです。ブレーキの引きずりを疑っていました。パッドを外して、ピストンを戻すツールをはさんでピストンが抜けてしまわないようにして、ブレーキペダルを数回踏むとピストンが出てきました。ところが、これが戻りません。戻しツールを力いっぱい回すとツールが負けて、曲がってしまいました。
しばらく悪戦苦闘しましたが、これはもう素人には無理とあきらめて、近隣の整備工場に電話を入れ、どうしたら良いか相談しました。レッカーで車を運ぶなどの方法もありますが、現実的なのはキャリパーを外して持っていくことでした。ところが、外そうとすると下側のボルトがサスのアームと干渉して抜けません。
最終的に、キャリパーの固定側をハブに止めている19㎜のナットを、なんとかゆるめてキャリパーを外しました。整備工場へ持っていくと、ちょうど昼休みでしたが、ひとり残っていたメカニックが、分解できないか見てくれました。これが実に神業的で、手際よくピストンを抜き出して、シールを簡単に清掃して組みなおしてくれました。私も、ああなりたいという神対応でした。
ゴム部品は、破れていないので、たぶんまだ使えるだろうという自己責任で、持って帰って組付けなおしました。帰ったら、外したブレーキホースから、フルードがかなり出ていました。私は、フルードは噴出するかと思っていたので、意外でした。
この後、エア向きをしないいけないですが、整備工場で、空気が出なくなればOKと聞いてきたので、ネットを調べて、内径5mmの透明チュウブをホームセンターまで買いに走りました。ブレーキフルードは遠い昔に買ったのが一本ありました。ニップルにチュウブを刺して上向きにぶら下げて、キャリパーから出てくるフルードが見えるようにしました。やってみると、泡が出てきますが、フルードの粘性のためかチュウブ内での移動がゆっくりで、運転席ドアを開けて足でブレーキペダルを踏んで、さてどうかと、右後ろのハブのところまで見に来ても十分間に合うということがわかり、無事(多分)エア抜きも成功しました。試運転してみると、今度は焼けた臭いもせず成功したようです。整備工場のおじさん(たぶん私と同年代の年寄り)には感謝です。