NanoVNAで測定したV3Xの特性(20200311)

V3X(7, 10, 14MHz Vertical)のコネクタを無線機から抜いてNanoVNAで測定してみました。机上のデスクトップPCでグラフが見られるので楽です。無線機から見ると7MHzは、SWR低いのですが、10、14は、いくら調整しても低い方へずれているアンテナです。説明書にエレメントの長さは変更しないようにと書いてあるので、ラジアルで調整しています。ひょっとしたらトラップコイルの前を、少し縮めて、後を少し延ばしたら良いのかもしれませんが、、、、、
まず7MHzのSWR。無線機で見るのと同様です。

7MHzのインピーダンス絶対値、7MHzあたりに約50オーム部分があります。

7MHzのR+jx、赤い点が虚数部のようで、7MHzあたりで、零になっています。

10MHzのSWR

10MHzのインピーダンス絶対値

10MHzのR+Jx、このあたりで虚数部が零ありますが、抵抗が低いです。

14MHzのSWR

14MHzのインピーダンス絶対値

14MHzのR+Jx、13.5MHzより少し上に虚数部零&50オームがあります。やっぱり低い方で共振しているみたいです。短めのラジアルを追加したら上がるかもしれませんが、14MHzは2eleのビームとR5があるので、このアンテナは、めったに使いません。

こういうグラフが手軽に見られて1万円以下のNanoVNAはすごいです。

カテゴリー: HAM パーマリンク