Loopをダイポールに戻す(20200315)

全長約150mのLoopアンテナにICOMのAH-4チューナーを組み合わせて4か月ほど使いました。1.9MHzは仕様外ですが実力ではチューン取れます。ただしLoopの全長によっては1.8と1.9MHzの両方では使えないことがありました。アンテナとしては、3.5/7/10MHzのFT8では全世界に飛んでいたので、そんなに悪くはなかったです。
もともと、使用可能周波数が分断されている1.9/3.5MHzの全バンドをカバーできないかなという発想で使っていましたが、1.9MHzのほうは使えないことがあるのと、3.8MHzなどは結局一度もQRVしませんでした。さらに気が付いたのは、1.9MHzは前のダイポールと比べると、もらうレポートが悪いです。というわけで、数日かけてダブルダイポールに戻しました。ダイポールに替えてみて、まず気が付くのはノイズが非常に少ないです。Loopでは、バンド全体にノイズが乗っている感じでしたが、ダイポールは静かです。

エレメントを長めに作って、少しずつ切断しSWRのボトムを希望周波数に近づけました。きっちり合わせるところまで追い込んでないのは、雨が降ると上のほうへずれる傾向(あとで確認すると下へずれる傾向がある)が見えたからです。
3.5MHzは、すこし切りすぎたようですが、FT8中心だったら良い感じです。
1.9MHzは、直径2mmぐらいのアルミ網線のアンテナ線、3.5MHzは帯域を広く取りたかったので、5.5SQという太いKIVを使っています。3.5MHzのFT8はLoopでも北米などと交信できていましたが、もらうレポートは、送るほうより-10dBぐらい弱いことが多かったです。当方は100Wで先方が1KWだったら、そんなものかなと思っていましたが、DPだと同等程度のレポートが返ってくることが多くなりました。
晴れた日に、NanoVNAを使ってRIGのところで測定した1.5MHz-4MHzのSWR

1.9MHzの詳細

20200319追記:雨の日のVSWR、下がっていますので、もう少し切ったほうが良さそうです。

20200320追記:さらに両端合わせて約30㎝切りました。小雨がパラパラしていたので乾くと少し上がるかもしれませんが、まだ切っても良さそうです。SWRのボトム値が少し上がっているのが気になります。

20200321追記:さらに両端合わせて約30㎝切りました。晴れです。あと30㎝切るとぴったりと思われます。ただし無線機のメーターをSWRにしてみていると1910KHzでは針が振れていないので、しばらく使ってみて、さらに追い込むか考えようと思います。
20200421追記:本日付で電波法が改定され1.840MHzのFT8国際周波数で送信が合法化されました。晴れの日だとSWRは2を少し超えます。RIGの内蔵チューナーを使えばフルパワー出ます。このアンテナでもFT8で北米ぐらいならできました。もう一本1.8用を張ろうか悩ましいです。

3.5MHzの詳細

20200319追記:雨の日のVSWR。下がっています。3.5MHzは、これでよさそうです。

調整中に雨が降った時には、特に1.9MHzは、かなり上に動いていたのですが、電線が切れかけていた場所があったので、そのせいのようです。もうすこし様子を見ます。

カテゴリー: HAM パーマリンク