無線用PC更新およびノイズ対策(20200519)

2020年1月からFT8を本格的に始めました。当初は普段使いのデスクトップPC(i5機)をつなげていましたが、事務作業をしながら同じPCでデジタル通信をおこなうと画面が煩雑で、遊休品のSurface Pro4に外部ディスプレイをつなげて5月まで使っていました。Surfaceは、モバイル用i5だったので、最低限のCPUパワーはあったのですが、USBが1ポートしかなくHUBをつなげていたものの、USBのKeyerなどもつなげるとなると、これも煩雑で、新しいPCを組んでしまいました。

今回は、Intelではなくコストパフォーマンスに優れるというAMD Ryzen 5 3400Gというのを使いました。メモリは、8GBx2で手持ちでは最強のPCになってしまいました。
JTDXおよび常用アプリをインストールして使い始めましたが、突然送信パワーが出なくなるというトラブルに見舞われました。余計に付けている機器が悪さをしているのかと思い、追加のサウンドカード、HDMIオーディオを外しましたが同じでした。何回か送信を繰り返すうちに異常になるようでした。耳をすませて聞くと、スピーカーの代わりにつないだイヤホンから音が出ています。設定上は無線機のUSBオーディオに出力先はなっているのですが、電波の回り込みでおかしくなっているのかなと思い、無線機につながっているUSBケーブルを同軸ケーブルから離し、フェライトコア(もともといっぱいつけてありましたが)を追加し、改善されたような気がします。金属筐体にがっちり収められたSurfaceより、スカスカのケースに入ってI/Oケーブルがたくさんつながっているデスクトップはノイズに弱いかもしれません。

ちょうど20mの北米が開いていたので、100Wと2eleですが、呼び回っただけで、北米10局以上交信できてしまいました。まえのSurface Proより格段にPCの応答が良いです。前は、自局の送信が始まってから前のサイクルのデコード内容が表示されて、慌てて送信をキャンセルしたことなどありましたが、今度のPCだとサクサク行きます。電波の飛びは変わっていないはずですが、応答率があがっているような気がするのは、ひょっとしたら変調がきれいになっているのかもしれません。

カテゴリー: HAM パーマリンク