エアコン移設(20200711)

もう10日も雨が降り続いて、じめじめです。洗濯物も乾きません。
自宅、古民家には自分でエアコンを7台設置しています。燃焼する暖房は、もう老人なのでは危険という観点もありますし、寝室やペットの部屋にストーブは無理です。一階には、エアコンが4台ありますが、エントランス部分には付けてありません。16畳以上あって広すぎて効かないと思ったからです。エントランス部は、もともと南北に15mぐらいある家の土間の一部をコンクリート敷に、一部は床を貼った構造です。土間時代は、梅雨時は水が湧きだして滑ってころぶようなところでした。いまでも、北側から水が浸みだしてきます。ここにあるものは、すべてがカビます。
すごい湿気で、印刷物を読んでいると、あっというまに湿気ってブヨブヨになりますが、ドアや引き戸を開けて隣接した部屋のエアコンを入れていたら、かなり湿気が改善されることに気が付きました。使わない部屋の10畳用エアコンを移設することにしました。
ポンプダウンして冷媒を室外機に回収し、配管類を約3m延長しました。トルクレンチは使っていますが銅配管接続は、なんどやっても自信が持てませんが、二年前に接続したところを外してみたら、意外ときれいにつながっていました(いたようです)。
自分で作った太いほうの配管(3/8インチ)のフレアを外したところ。太い方は、規定トルクでしめるのに渾身の力が必要です。ねじ切っていないか心配でしたが、ぜんぜん大丈夫でした。

細い方(1/4インチ)。細い方は、力を入れすぎると簡単にねじ切れてしまいますが、ちゃんとフレアが残っていました。

室内機の配管接続部

配管を延長したところ。フレアユニオンという部品です。

最後に真空引きして、ガスを再充填します。真空引きも、久しぶりに実施すると、どうやるんだったか思い出しながらで、危なっかしいです。以前に、ポンプのオイルを逆流させてホースがびしょびしょになったことがあります。

湿度が高いので水がものすごく出てきます、ということは、それなりに効いているということです。90%だった湿度が80%ぐらいまでは落ちます。体感的にも爽やかに感じます。電気代がかかりますが、しかたありません。軽く除湿をかけて少なくとも常時300Wだと、月に0.3×25(KWh単価)x24時間x30日=¥5,400-ぐらいでしょうか。長雨の時に活躍してくれるといいな。
作業は一日に数時間ずつ作業して、3日かかりました。エアコンの工事はたいへんですが、原理的に、コネクタを差し込んで終わりというわけにはいかないですね。もっと簡単になればなぁと思います。

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