雷で故障したIC-7610を修理に出して一週間ほどたちますが、まだなおって来ません。修理センターからは、到着したという電話連絡がありました。ICOMのホームページを見ると、保証期間外の修理は最長2週間ぐらいかかるようです。
最近の無線機はデジタルインターフェースが良くできていて、IC-7610はFT8もUSBケーブル一本で可能ですが、手持ちで使える他の無線機は、アクセサリーコネクタなどに、AFや送受切換え信号をつなぎこまないといけません。ずっと前に、RTTYやPSKのインターフェースケーブルをつくったことはありますが、どこかへいってしまいました。IC-7610では出られない144/430MHzのFT8にも出てみたい気がするので、インターフェイス製作にかかりました。つらいのは、老眼で良く見えないことです。老眼鏡、メガネ型のルーペ、虫メガネ、PEAKのルーペなど、とっかえひっかえハンダが付いているか、ショートしていないか確認しながらなので、とんでもなく時間がかかります。
ICOMの無線機は、CI-Vというシリアルインターフェイスでコントロールができるようになっています。背面に、3.5mmのモノラルジャックが出ています。まず、これが使えるか確認してみました。秋月のFT232RL USBシリアル変換モジュールというのを購入して、TXDとRXDの間にダイオードと抵抗の簡単な回路をいれ(単にショートしても問題ないらしいが、Web記事を参考に、OR回路を入れた。)無線機につなぎました。確認は、JTDXでインターフェースをCATにして、テストすると、なんと無線機の周波数のコントロールができました。送受切換えもうまくいきました。送受切換えがうまくいったので、俄然やる気が出てきました。
AFの回路は、IC-705の取り扱い説明書を参考にトランスで絶縁した回路を入れました。トランスなしで、ケーブルでPCと無線機を直結しても動くことは確認していますが、念のためです。トランスは、山水のST-23(2K:2K)互換のSD-23というのをネット通販で購入しました。秋月で部品全部はそろわなかったので、三か所に発注しました。送料はかさみますが、ネットでたいていの電子部品が入手できてしまうのは便利です。
2020年9月4日更新
注文中の無線機のACC DINプラグがとどいたので、無線機に接続するケーブルを作成して、とりあえずIC-746につないだ。当初、イモハンダがあって動作しなかったが、虫メガネとテスターで回路をあたたって動くようになった。144MHz FT8で交信できたので、とりあえず完成。実は、できあいのインターフェイスも注文中で、恒久的には、そちらを使うことになると思う。
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