室内で使うハム用アンテナ(20230226)

3月に米国へ行く予定があります。すこし自由時間が取れそうですが、まだ寒いので外へは行かずホテルの部屋からアマチュア無線でもしようかと考えました。日本と米国には相互運用協定があるので、日本でアマチュア無線局の免許をもっている人は米国でも、その免許の範囲内で運用できます。
当初、144/430MHzのFMハンディ機をもっていこうかなと考えたのですが、調べてみると米国のバンドプランではFMは日本の周波数から外れていて、自分の免許では電波が出せないことがわかりました。それでQRPのオールモード機を持って行ってFT8でもやる(少なくとも聴く)ことにしました。問題はアンテナです。都市部のホテルなので、たぶん窓は開きません。室内アンテナをトライしようと思いました。
NANOVNAで室内に三脚でアンテナを立ててSWRを測定してみました。下の写真は外で測定した時のものです。実際には、これを室内に持ち込んで測定しました。


ラジアルが必要なアンテナは、電線を数本アースの代わりにつないだぐらいでは非常に不安定で、すこしアース線を動かしただけでSWRが大きく変わりますし、そもそも下がらないので、室内向けではないとわかりました。
アースが不要の、ノンラジアルのWhipとDPは、位置を変えるとSWRが変わりますが室内のような閉塞空間でも比較的使えそうなことがわかりました。
430/1200のWhipを縦に置いた場合:

横にした場合:

ミズホ通信のポータブルダイポールを50MHzの長さにした場合:

144MHz用の長さにした場合:

とりあえず持っていくアンテナが決まって良かったです。

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