430MHz帯アンテナ直下プリアンプ追加(20230327)


岡の上の144/430MHz GPまでは、10D2Vが100mつながっています。岡の下の144/430/1200MHz GPには8D2Vが30mほどつながっています。設置場所と周囲の山や林の関係があるのですが、430MHで同じ局を受信した場合、岡の上のGPより下のGPのほうが、たいてい強く入感します。Sが2-3だと丘の上のGPでは聞こえないことが多いです。あきらかに同軸でのロスです。
RIG自体をアンテナの近くへ持っていくとか、送受アンプを直下に設置するとか方法はあるのですが、まずは直下型のプリアンプをつけることにしました。無線機は最近新調したIC-9700で、これは外部プリアンプへの電源供給が設定できます。ただ、説明書のどこを読んでも、どういう仕様の電源で、どういう制御がされるのか書いてありません。しかたなしにICOMの問い合わせ窓口に聞いてみると、
‐‐‐>この機能は弊社製品が過去に販売したオプション(AG‐25/35/1200)を動作させるための機能です。
という回答と電圧/電流の仕様が返ってきました。これでは、常時電圧が出ているのか、送信時または受信時のみなのかわかりません。Webをさらに検索すると直下型プリアンプの制御というのは、暗黙の常識があるようだと知りましたが、はっきり書いておいてもよさそうなものだとも思いますが、、、
AG-35の回路が、Webで見つかったので、回路図をみると、どうも受信時だけ電圧がかかって、同軸リレーがONしアンテナがプリアンプ経由になる構造のようでした。電源OFFだとスルーにいうことです。

ヤフオクとかをみると、この製品の中古が出ていましたが古いものなので、いま新品で購入できる川越無線の製品を調べてみると、どうやらほぼ同じ構造のようだったので、こちらを注文しました。
アンテナのところへ持っていく前に、シャックのRIGのところで動作するか試してみました。アンプを入れると、ノイズでSが9以上まで振れて動作していることがわかりました。10D2V 100mの向こうに設置し、電源をいれると、ほぼ聞こえない信号が、S5-7ぐらいまで上がって明瞭に聞こえるようになります。RIG本体のプリアンプを入れなければ、ノイズはほとんど気になりません。かなりの効果があるようです。
ただアンテナ設置場所の影響は大きくて、あたりまえながら受信できていない信号は増幅できないので林が続いている側からの信号はやっぱり強くは聞こえませんでした。
次は、また八木をあげようかとか、いろいろと妄想が膨らみます。

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