タワー建柱(202404)

2024年4月に前から考えていたタワーを建てました。場所が岡の上で機械が入れないところで人力の工事になります。自分でやることを検討していましたが、無理との結論で業者に検討依頼したのが、2月頃でした。その後、下見にきて見積もりをもらい発注したのは、3月に入ってからでした。
3月の後半に部材が送られてきました。クリエートのKT13C/13m/hで、コンクリートレスの5FB仕様というものです。重量はカタログ上は、215kg(通常仕様)です。15m/hまでは確認申請がいりませんが、雷が怖いですし、あまり高くすると目立つので、こんなところかと考えました。建ててからみると、もう一段あっても良かったかなと欲はでます。

部品は4mのマストは佐川が、残りの部材12箱はトナミ運輸が持ってきました。大型トラックだと自宅近くまで入れないので心配したのですが、事前の確認で中型とわかり配達前に連絡してもらって無事受け取れました。
とてつもなく重いかと思っていたのですが、実際には各荷物はなんとか一人で持てるMax 30Kgぐらいの物でした。工事を始められる前に大雨があって荷物を置いてあったところが浸水して段ボールが破れてしまいましたが、業者は意に介せず運んでいきました。自分の見積もりでは、30kg以下にして約20回に分けて、標高差20m、距離200mを運ぶと最低一週間はかかるとみていたのですが、5名で来て数時間で担ぎ上げてしまいました。
穴掘りもたいへんなはずですが、3名で10時間ぐらいで、深さ1.8mの穴が掘れていました。穴が小さいので、中に入って掘るのは一名で、のこりは土を持ち上げたりしていました。

土が固いので、小型の削岩機で土をほぐしながらやっていました。丘の上まで、1.25sqの細い電線100mでAC100Vが引っ張ってあったのが役に立ちました。VCTF 1.25sqx2の許容電流は10Aぐらいですが、間欠だったので特に問題はありませんでした。

1.8mの細長い穴が完成しました。

一段目を埋めて数日養生。ここまでで、2日間。アンテナ工事は業者が限られるため忙しいそうで、後日またおいでになりました。

工事3日目に自分が仕事から帰ってきたら、もうタワーは立っていて、アンテナもとりあえず取り付けてありました。

下から見ると、エレメントが傾いていました。自分で直そうと途中まで登ったのですが、怖くて無理だと判断し、修正をお願いしました。

後日、別の現場からの帰りに寄ってもらって修正していかれました。タワーの登りかたも見て参考になりました。安全帯とかを調達して自分でも登れるように練習しようと思います。

場所が山の上で下に岩盤があったらどうしようかと思っていたのですが、ここは大昔に川が山を削っていった谷のあとなのか、最大で40-50kgありそうなのはでましたがとてつもない大岩は出なかったのは幸いでした。
前のジュラルミンポールと比べると格段に高くて飛びが良くなっているし、安心してみていられるようになりました。費用も、機械が入れないところだったので工事費がそうとうにかさんだものの自分でやることを思えば許容範囲で、建ててよかったと思っています。

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