フルートのタンポ調整-足管部(20230929)

—以下は、素人がこうやって見たという備忘録です。プロの方には笑われるかもしれません。—

現在は還暦過ぎですが、30から50歳代のころフルートをやっていたことがあります。やっていたと言っても、なんとか音を出せる程度で人様に聞いてもらえるレベルではありませんでした。さいきん思い出してまたやってみようかと楽器を引っ張り出しました。
入門書をみながらやり直しているのですが、音が出ないのは技量の問題か楽器の問題かという疑問が湧いてきました。Webを検索すると、フルートを調整に出すと数万円からの費用が掛かるようです。(実際やってみて、たいへんなことなので、それはしかたなかろうとは思います。)自分ではやるべきではないと書いたサイトが多いですが、自分でやってしまったというWebページも散見できます。Amazonでリペアパーツを検索すると、ほとんどが中国製ですがいろいろ出品されています。自分は、フルートは練習用1本とヤマハの中古品2本持っています。ぜんぶここ20年間使っていません。一番高価なヤマハのYFL711は吹いてみると、調整などはしていませんが、まだそれなりに音がでます。演奏できないのは本人の技量の問題です。もう一本のヤマハのYFL311は、すこし音が出にくいです。いわゆるドツボにはまるとも知らず、これを試しに調整してみることにしました。
フルートは、3本の管をつなげて使います。キーがたくさんついているのは、主管部で、実は最初この部分の頭管部に近いところのタンポをいくつか適当に交換して、音がまったくでなくなりました。トーンホールから空気が漏れている状態でした。スキマができないようにタンポの下に調整紙を敷いて、とりあえず音は出るようになりましたが、もうすこし慎重に記録しながらやろうと思って、足管部の方から進めることにしました。
足管部には、3つのトーンホールがあります。

D#は通常閉じていて、C#とLowCは通常開いています。

メカを分解して、タンポを交換しました。
組み立てて吹いてみると、低音のレ以下が鳴りません。足管部に関係している音は低い音が多いです。実は足管部をつなげなくても、あるいは右手小指でD#のホールをひらいた状態では、低音のミと、その上の音は周波数がずれているかもしれませんがそれなりに鳴ります。低音のレでは主管部のすべてのホールが閉じて、かつ右手小指を離してD#のホールも閉じた状態になります。ここで、右小指でD#を強引に押し付けてみると、レの音が出ました。さらにその下のド#とドはまったく鳴りませんでした。

D#とLowCのホールにガムテープで蓋をして試してみると、かすかながらドが鳴るということは、空気がもれているということだと思われます。

長いLEDランプを調達して管に挿入してみました。

横から見ると、タンポが浮いているようにも見えます。非常にわかりにくいです。プロはすきまゲージのようなものを使うようです。昔の自動車のポイント調整みたいです?

調整用に紙をタンポの下に敷いて、何度も試しましたが、やっぱりド#とドはほとんど鳴りませんでした。

Amazonで見つけたキー押さえで一晩タンポをなじませて、すこしド#とドが鳴るようになったような気がしますが、もう一本のYFL711のような音はしません。
はたして何が悪いのか?主管部のキーの具合とか、ヘッドコルクのせいなのかなど、これからいばらの道を進むことになりそうです。とうぶんは演奏の練習ではなく、楽器の研究に時間がかかりそうです。

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AC100Vに避雷器をつけた。(20230815)

無線のシャックにいるときに近くに落雷するとあちこちでバチバチと放電が起こります。たぶんはずした無線のアンテナがどこかと放電しているのですがどこかわかりません。
数年前に誘導雷にパソコンや無線機数台をやられて以来、不在時や雷が鳴りだしたらコンセントを抜いたり無線機のアンテナをはずしたりしてきました。あのときは、アースにつないであった機器が壊れて、つないでなかった機器は助かったので、それ以来アースはすべて外していたのですが、冷静に考えてみると、やっぱりあったほうがいいのかなとか悩ましいです。多分あの時は、アースと100Vの間に高電圧がかかったということで、思いついて、電源ラインからの誘導雷の被害を軽減できるという避雷器を取り付けてみました。アース線は、指示通り5.5sqというのは無理なので、既存の1.25mmのIV線をつないであります。

私は、電気工事士の資格がありますので問題ありませんが、装置の構成的には、電源線とアースをつなぐわけなので、コンセントに差し込んでアース線をつなぐ機器にすれは、無資格の人でも取り付けることができるはずですが、そういう機器は売られていないようです。アース工事を素人がやっていいのかグレーだからでしょうか?
メーカーのホームページに回路図が公開されていますが、電源ライン間または電源ラインと接地の間に高電圧がかかったときに、ZNRとアレスタで接地側へ電気を逃がすようになっているようです。ちゃんとフューズとフューズが切れたことがわかるように表示灯もついている、まさに教科書どおりの回路だと思いました。

考えかたによっては、電源線の片方は電柱のところで接地されているはずなので、そっちへ逃がしてもよさそうですが、分電盤経由でずっと遠くだとそこの電位がまた違ったりしてうまくいかないでしょうか?
落雷の被害はたぶんいろいろな要素があって、完全には逃げられないと思いますが、気休めでも対策するにこしたことはないと思います。基本は鳴り始めたら、機器のコンセントを抜いて、アンテナも外して、行き過ぎるのを待つのが間違いないと思います。けど面倒ですよね。

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台風にそなえアンテナを下げた。(20230813)

ここ数年、当地を直撃する台風は発生していません。今回の台風7号もかなりそれる予報ではありますが、東海沖から縦断するのは久しぶりです。

まだ天気は快晴で猛烈な暑さですが、雨が降り始める前に、伸ばしてあるポールを下げることにしました。

岡の上のアンテナを下から見るとこんな感じです。

脚立をかついで行って、ポールを縮めました。フジインダストリの移動用のポールなので比較的簡単です。

岡から降りてきて下から見るとアンテナが無くなっています。

受風面積の小さい垂直アンテナはそのままです。今6Mの6エレを上げていますが、この程度のアンテナでは北米とかヨーロッパはまったく見えないので、つぎにまたポールを伸ばす時にWARCか20Mのアンテナに戻そうか思案中です。
幸いにして、台風は西にそれて当地にはほとんど被害はありませんでした。被害をこうむった地域の皆様ごめんなさい。
後日、アンテナを上げなおしました。6mの6eleははずして、17/12/6mの2eleに戻しました。R5のVerticalとは飛びがかなり違います。また猛暑が戻ってきて作業をしていると眩暈がしてきます。

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QSlカードが米国からダイレクトで送られてきて驚いた。(20230411)

ポストを見たら、米国からの航空便が入っていて驚いた。開けてみたらQSLカードだった。

どうやら、この局は日本のJCCアワードを狙っていて、当局のJCCのカードが必要らしかった。SASEが入っていたので、さっそく返送した。アマチュア無線の楽しみとしてアワード集めがあるけど、米国でJCCという方もいるんだと再認識した。そういえが過去にEUの局にスケジュールQSOを依頼されたこともあったけど、それもJCCがらみだったことを思い出した。たまたま当局のQTHの市からは、ほかにDXをやっている局がいなくなってしまったということらしい。
当市や当町を歩ていたり、車で通り過ぎたりすると、あちこちにV/UやHFのアンテナが立っているのを見かけるけど、自分は同じ市の局とは交信したことがない。みんなやめちゃったんだろうか??
そういえば、中国からカードが来たことがあったけど、ダイレクトで返信すべきだろうか??

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PCが壊れたと思ったら..(20230408)

Windows10 PCのサイドバーにあるアプリを起動しようと左クリックして、しばらく待てど起動しません。あれれと思って、再度試しても同じです。さらに画面上のウィンドウを移動しようと左ボタンで引きずろうとしても動きません。
かなりあせって、再起動しようとしますが、マウスが効かないので再起動ボタンを出して押すことができません。キーボードのTAB, Space, 矢印キーを使って、なんとか再起動しても症状は同じです。PCは複数あるので、ほかので、”マウスのクリックが効かない”を検索すると、色々出てきます。ドライバーが壊れたのかなと思って、ドライバーの再インストールを試みますが、”最新です”で、簡単にはできそうにありませんでした。手持ちの他のマウスをつないでみると、なんとそのマウスは壊れていて、認識されないではありませんか、、、
ほかの生きているPCのマウスと交換したら、ちゃんと動作しました。冷静に考えてみれば、マウスの左ボタンスイッチが壊れたというのが原因で、クリック音はしていたので、どんどんおかしな方へトラブルシューティングが進んでしまった出来事でした。

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アマチュア無線局免許工事設計の整理(20230407)

日本のアマチュア無線局免許はアメリカなどに比べると面倒で、使用する無線機(送信機)は総務省(総合通信局)に登録しないといけません。今のコールサインの免許を得たのは1988年頃のことで当時と思うと免許手続きはずいぶんと簡素化され、確定申告などと同じく簡単な(内容が簡素な)手続きはスマホからでもできます。無線や通信のの技術もずいぶん進化/変化して古い無線機はたくさん持っていて登録してあるものの、おそらくもう二度とつかわないものが多くなってきました。思い切って古い無線機は撤去の手続きをして、実際に使っているものだけを免許上に残すことにしました。実際には、無線局の免許上は更新しなければ5年で失効するので、自分が死亡した際に残された家族に迷惑をかけるわけではありませんが、自分の気持ちの整理のためです。もっとも古い無線機(重量にして100kg以上、元値は100万円をはるかに超えたような気がする)を売り払ったら、最新の無線機一台を買える費用が捻出できて実利的にも良かったですが、、、
撤去の手続きは、非常に簡単で、工事設計の変更で、その送信機に”撤去”を適用するだけです。今回面倒だったのは、技適の無線機に付属機器を取り付けて、送信できる電波の周波数などを変更することでした。昔は、こういう申請は保障認定という個別の技適審査みたいなのを料金を払って、某団体にお願いする必要があったのですが、現在は小電力の付加装置なら総合通信局に直接申請(届出)できるようだったのでトライしてみました。実際には、電波利用 電子申請・届出システムLiteという、電波利用税で作ったとおもわれるWeb上のシステムを使います。
今回は、免許状に記載されている周波数、空中線電力、電波の形式に変更はなかったので、簡単に、無線機のブロックダイアグラムを添付して出したのですが、数日で、許可済みの無線機本体と付加装置の終段管(今はみんなソリッドステートでTRやFETなのに法律用語の球のままのようです。)や送信できる周波数、変調方式などを記載して提出するよう補正指示(システム上は、”依頼”と書いてあったようで、やさしいお役所のイメージとなっていました。)がメールで来ました。そこからがけっこうたいへんで、無線機の取説を見ても、終段管など詳しいことは書いてありませんでした。しかしながら便利な世の中で、Web検索をすれば、たいていの情報は見つかります。なんとか、補正資料を作って再提出し、10日以内で、審査完了となりました。費用も納付する必要なくて、昔と思えば、たいへんに便利な世の中になったものです。備忘に、送信機一台の工事設計とブロックダイアグラムを下に貼っておきます。


この変更をかける数日前に無線関係の法律が改正され、2400/5600MHzを使う場合は、”二次業務の周波数の使用及び適切な措置についての確認書”を提出するようになっていました。これがはたして、その周波数の指定を追加で申請する場合に要求されるのか、変更の場合でも必要なのか不明だったので、とりあえずつけておきましたが、その点については、システム(総合通信局)からはとくにコメントありませんでした。同様に、移動しない局の場合、人体に対しする電波防護の関する計算書が必要になるようですが、当局の移動しない局の設備撤去については、関係ないようでした。

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430MHzを八木に変更(20230331)

430MHzは直下型プリアンプを取り付けたことで、耳が格段に良くなり、FT8をモニターしていると、1や3やもっと遠い局まで時々入感するようになりましたが、いくら呼んでもほとんどとってもらえません。こちらのパワーが足りないということはありますが、かならずしもそうではないようで、やっと交信が成立した際にもらうレポートが異常に良かったりします。相手局のアンテナに助けられているということがあるとは思いますが、マルチパスでこちらの信号が復調できないケースもあるようです。
ここは周りが山で、地デジを地上波で受信しようとしたときにアンテナを回してみると、中継局が無い方向から強い信号が入ったりしました。(地デジは、地上波は不安定で無理なので今はケーブルテレビにしています。)あちこちからの反射波が合成されていると思われます。
結局GPは降ろしました。降ろした状態の写真です。

替わりに、5eleの小さな八木をKENPROのKR250という小さなローテータで回すことにしました。
これぐらいなら、台風が近づいたら、簡単に降ろすことができます。(降ろした状態の写真です。)

指向性アンテナと直下型プリアンプの効果は絶大で、430MHZにも多くの局が出ているのがわかりました。田舎では、HFみたいにいつも誰かが電波を出しているのを受信できるわけではありませんが、VHFもやってみるとはまってしまうものです。

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430MHz帯アンテナ直下プリアンプ追加(20230327)


岡の上の144/430MHz GPまでは、10D2Vが100mつながっています。岡の下の144/430/1200MHz GPには8D2Vが30mほどつながっています。設置場所と周囲の山や林の関係があるのですが、430MHで同じ局を受信した場合、岡の上のGPより下のGPのほうが、たいてい強く入感します。Sが2-3だと丘の上のGPでは聞こえないことが多いです。あきらかに同軸でのロスです。
RIG自体をアンテナの近くへ持っていくとか、送受アンプを直下に設置するとか方法はあるのですが、まずは直下型のプリアンプをつけることにしました。無線機は最近新調したIC-9700で、これは外部プリアンプへの電源供給が設定できます。ただ、説明書のどこを読んでも、どういう仕様の電源で、どういう制御がされるのか書いてありません。しかたなしにICOMの問い合わせ窓口に聞いてみると、
‐‐‐>この機能は弊社製品が過去に販売したオプション(AG‐25/35/1200)を動作させるための機能です。
という回答と電圧/電流の仕様が返ってきました。これでは、常時電圧が出ているのか、送信時または受信時のみなのかわかりません。Webをさらに検索すると直下型プリアンプの制御というのは、暗黙の常識があるようだと知りましたが、はっきり書いておいてもよさそうなものだとも思いますが、、、
AG-35の回路が、Webで見つかったので、回路図をみると、どうも受信時だけ電圧がかかって、同軸リレーがONしアンテナがプリアンプ経由になる構造のようでした。電源OFFだとスルーにいうことです。

ヤフオクとかをみると、この製品の中古が出ていましたが古いものなので、いま新品で購入できる川越無線の製品を調べてみると、どうやらほぼ同じ構造のようだったので、こちらを注文しました。
アンテナのところへ持っていく前に、シャックのRIGのところで動作するか試してみました。アンプを入れると、ノイズでSが9以上まで振れて動作していることがわかりました。10D2V 100mの向こうに設置し、電源をいれると、ほぼ聞こえない信号が、S5-7ぐらいまで上がって明瞭に聞こえるようになります。RIG本体のプリアンプを入れなければ、ノイズはほとんど気になりません。かなりの効果があるようです。
ただアンテナ設置場所の影響は大きくて、あたりまえながら受信できていない信号は増幅できないので林が続いている側からの信号はやっぱり強くは聞こえませんでした。
次は、また八木をあげようかとか、いろいろと妄想が膨らみます。

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米国Seattleで2m FT8を運用(20230311)

仕事で、米国Seattleへ行きました。まだ寒い時期で外へ遊びに行けるシーズンではなく、自由時間にホテルの部屋からアマチュア無線をやる(たぶん聴くだけと思っていた。)つもりで、設備を持っていきました。当初、簡単に144/430のハンディ機を持っていこうと思ったのですが、米国のバンドプランを見ると、FMはほぼ日本のライセンスでは運用できなく、日本仕様の無線機では受信することもできない146-148, 440-450MHzであることがわかり(あとで気がつたらID-52では日本仕様でも受信はできた。)別の方法を考えました。過去にQRPのCW only機を持って行ったこともありますが、どうせならオールバンド聴けるのでIC705を持っていきました。現地に着いてみるとラッキーなことに、33階という高いところに部屋をアサインされ、窓は開かないので窓辺にアンテナを置いてみました。

ダイポールは写真の状態で、144MHzの長さです。NANOVNAをもっていったので、SWRを測定してみると、かなり良い感じでした。この波長だと、すぐ横に人がいても、あまり影響は無いようでした。

これを延ばして6mでは、どうかと試してみました、さすがに3m近い長さだと周囲の物や人と干渉しているようで、SWRは非常に不安定でした。低い周波数の室内アンテナだと、マグネチックループみたなものがいいかもしれませんが輻射効率が低いので、受信専用になってしまうかもしれません。

6mではパワーをしぼっても送信すると、回り込みで無線機にリセットがかかってしまい使えませんでした。ただし受信だけなら、28MHzとかのFT8を見ると強い局は、何局も見えていました。6Mは、同調していることもあり、すごいノイズで、だれも受信できませんでした。

430MHzは、ノンラジアルのWhipで、これも室内で十分使えそうな感じでした。(SWRは測定しなかったみたい。)

Seattleは大都会のはずですが、米国は広いせいか、2m/70cmのFT8をいつもやっている局はほとんどいないみたいで、2m FT8で一局交信できただけでした。しかも、ローカル局ではなく、100km以上離れた別の市の局でした。窓が向いている方角ではなく、まったく正反対方向だったので、向かいのビルなどの反射を利用しての交信だったと思われます。2m/70cmのFT8でCQ出したり、寝ているあいだもずっと受信状態にしていましたが、ほかの局はついに見えませんでした。日本の自分のQTHは田舎ですが、それでも一日2m/70cmのFT8をモニターしていれば数局は見えます。それを考えると、Seattleは広大なド田舎なんでしょうか?サンフランシスコやロスアンゼルスとかに行くと、もっと局がいるのかな?

Ft8の周波数付近をスコープで見ていたら、144.20とか144.24のあたりで、SSBで交信している局を見つけました。どうもローカルさん同士でラグチューしているみたいでしたが、信号も弱いし、割り込むほどの英語力もないため聴いているだけでした。432.10MHzのあたりでもSSBの交信が弱く聞こえていました。144.37あたりにパケットみたいな信号が良くでていましたが、なんだかわかりませんでした。145.488MHzあたりは、FMリピーターの出力周波数みたいで、弱いFMの信号が聞こえてていました。144-146MHz、430-440MHzの間はFMシンプレックスの周波数ではないので、とうぜんFMの強い信号は聞こえませんでした。日本仕様の無線機も、改造すれは米国の周波数が聴けるようですが、ハードをいじる必要があり現地での改造は無理でした。
バンドスコープの付いている最近の無線機は非常に便利で、あちこちに音声ではない、たぶんデジタルの信号が出ているのを確認できました。

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室内で使うハム用アンテナ(20230226)

3月に米国へ行く予定があります。すこし自由時間が取れそうですが、まだ寒いので外へは行かずホテルの部屋からアマチュア無線でもしようかと考えました。日本と米国には相互運用協定があるので、日本でアマチュア無線局の免許をもっている人は米国でも、その免許の範囲内で運用できます。
当初、144/430MHzのFMハンディ機をもっていこうかなと考えたのですが、調べてみると米国のバンドプランではFMは日本の周波数から外れていて、自分の免許では電波が出せないことがわかりました。それでQRPのオールモード機を持って行ってFT8でもやる(少なくとも聴く)ことにしました。問題はアンテナです。都市部のホテルなので、たぶん窓は開きません。室内アンテナをトライしようと思いました。
NANOVNAで室内に三脚でアンテナを立ててSWRを測定してみました。下の写真は外で測定した時のものです。実際には、これを室内に持ち込んで測定しました。


ラジアルが必要なアンテナは、電線を数本アースの代わりにつないだぐらいでは非常に不安定で、すこしアース線を動かしただけでSWRが大きく変わりますし、そもそも下がらないので、室内向けではないとわかりました。
アースが不要の、ノンラジアルのWhipとDPは、位置を変えるとSWRが変わりますが室内のような閉塞空間でも比較的使えそうなことがわかりました。
430/1200のWhipを縦に置いた場合:

横にした場合:

ミズホ通信のポータブルダイポールを50MHzの長さにした場合:

144MHz用の長さにした場合:

とりあえず持っていくアンテナが決まって良かったです。

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