矢作ダムは愛知県と岐阜県の県境を流れる矢作川をせき止めたダムです。
ダム湖は奥矢作湖と言って、春の桜、秋の紅葉の良い所です。
ダムは第一、第二の二つあって下の写真はアーチ式の第一ダムです。アーチ式としては愛知県で初めてだそうです。下流に重力式の小さな第二ダムがあります。第一ダムよりずっと上流の渓谷に、もう一つ大きなダムを造る計画があったようですが、地元の反対や、もう発電所や洪水調整池はいらないとの意見でやめになったらしいです。現在の原発の停止による電力不足とか夏の渇水とか考えると、また再考されるのかもしれませんね。
下の看板は昭和55年と書いてありますが、文中にあるようにダム湖に水がたまったのは昭和45年のことです。当時は高校生で、田舎の家からは15Km以上ありますが、自転車で釣りに行ったりしたものです。よく読むと、総工費が145億円とあります。黒部ダムは規模が違うので500億以上かかったらしいです。最近の豊田市のサッカー場である豊田スタジアム総工費は約300億、2020年オリンピックの新国立競技場を作るのに1300から3000億かかるという記事みると、昔は人件費が安かったということでしょうか?
目的は、 洪水調節、農業用水、上水道用水、工業用水および発電となっていて、私の持っている"ダムは発電所"のイメージとはかなり違います。