2013年11月アーカイブ

Dallas Texas

 またテキサスへやってきました。今回はダラスです。

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一日だけ上のお城みたいなホテルに泊まりました。左のタワーは夜になるとイルミネーションが点ります。ネギ坊主みたい。

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ここは市の中心部でユニオン駅から地下道がついて便利なところです。

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駅は、DARTやAMTRAKの共用になっています。

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AMTRAKの時刻表示板をみると、ここからあちこち行けるようです。

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これは日本でも"ライチョウ"とか"あずさ"とか"しなの"とか列車に愛称つけてますが、AMTRAKの列車のプレートでしょうか?駅のフェンスに付けてありました。ひまがあれば、こういうのでのんびり大陸を旅するのもいいでしょうか。

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列車は市街地を走るのは架線がついてる電車です。

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遠くまでいくTrinity LineやAMTRAKは、ジーゼル機関車に引かれているようです。発着する番線は違います。このTrinity Lineは引っ張っているのがわずか二両でしたが、すごいので引いてます。trinity_train.jpg

ダラスの空港(DFW)は市内からの交通は不便で公共交通機関を利用すると電車とバスを最低3つ利用する必要あります。一番乗り換えの少ないのは、上のTrinity Lineとバスを2つ乗り換える方法ですが、なんとこのTrinity Lineは日曜は走ってません。来年になると電車が空港まで乗り入れるらしいです。そうなるとシャトルバスやタクシーは商売あがったりでしょうか。今タクシーでDFWから市内まで行くと$60以上かかります。電車だと数ドルになるのかな?

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 この列車は無料のWi-Fiが使えます。

今回は予算の都合で、二日目以降は駅の反対側のエコノミーなホテルへ移動しました。

一日目のホテルの一泊分で4日泊れます。

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看板に1925とありますが、これは番地ではなくて、創業1925年の意味です。建物は創業以来の物を改築しながら使っているようです。内部は、恐ろしく古いですが、Wi-Fiも使えるし、基本的な冷暖房やお湯もちゃんと出て、まあ普通です。東京のビジネスホテルとほぼ同じ宿泊費で部屋面積は3倍ぐらいあります。

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洗面台がこんなので、昔はモダンだったかもしれませんが、使いにくいです。洗面台の後ろ下にトイレットペーパーがついていますが、水飛沫がとんで濡れてしまいます。このホテル、8月にオーナーが代わっていて改築するらしいです。少なくとも、1階は作り直すようで、1階のレストランは、やってませんでした。いっそ壊してたてなおしたらと思いますが、市の中心部なので、そうなると高級ホテルに変身してしまうでしょうか?

このホテルの窓から見えるところに、ケネディ大統領の暗殺現場があるので、行ってみました。

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暗殺現場の見取り図です。TEXAS SCHOOL BOOK DEPOSITORYの6階窓からライフルで撃たれたようです。

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左側の建物から、いま屋根が白で下半分がオレンジのトロリーバスが走っている方向へ銃弾が発射されたらしいです。

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三発当たったうちの一発目が当たったあたりに小さなパネルが設置してありました。

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11月のダラスは日本と同じぐらいの寒さのようですが、たまたま行った週、数日間朝は氷点下まで下がりました。11月だと防寒衣料は持って行った方がよさそうでした。街を歩く人はみんなダウンやコート着てました。

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木の葉は一部色づいていましたが、まだ緑なのが大半で、本格的な秋ではなさそうでした。氷点下まで下がった日の数日あとは昼間20℃超えてました。

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歩道におもしろいものを発見しました。

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下水に有害物質を流すなという意味のようですが、マンホールから流す人がいるんでしょうか?

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アボガド

アボガトってスーパーで見かけたときに買ったことありますが、おいしいものだとは思っていませんでした。たまたまサラダを食べようと思って、適当なのがなかったので、アボガドとトマトというのを注文しました。中に少しとろとろして甘いのが入ってましたが、ちゃんと食べごろなのはおいしいんですね。ポポーという果物がありますが、あれに似ています。

EAS(Electric Air Suspension)

私の車は95年式のレンジローバーという英国車です。1960年代に基本設計されたV8 4L OHVエンジンに電子制御の補器をいっぱいつけた古代風の、現代のエコカーとは逆のなんとも効率の悪い車です。この車独特の機能としてEASというのがあります。いわゆるエアサスで、今ではバス、トラックや一部の高級車にも使われていて、普通ですが、十数年前はまだめずらしいものだったようです。乗り心地は独特で、船にゆらゆら揺られているような不思議な車です。機構的には、結構複雑でただのコイルバネと比べたら、トラブルは圧倒的に多いです。エアシステムは工場の生産設備などでも普通に使われていますが、メンテナンスが必要です。メンテナンスフリーというわけにはいきません。工場みたいに専任の設備保全員はいませんから、、所有者が保全係か? 車に積むにあたってよく考えたんでしょうが、故障は多いです。ただこの車の場合は、システムが比較的わかりやすく素人でもさわれる(精密機械には違いないが比較的大雑把)のとDIYの部品が出回っているおかげで、なんとか維持できています。

以下の整備を、新車ディーラでやったら、とんでもない費用がかかるでしょうが、DIYだと費用一割以下プラス自己責任ですみます。下の写真は、エンジンルームにあるエアコンプレッサーとエアの行先制御をするバルブブロックの入れ物です。横からエアパイプがいくつも出て、各スプリングやエアタンクに行っています。パイプ(チューブ)は空気圧器具に使われるものと同じもののようです。

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 ケースの中には、コンプレッサと電磁バルブがいくつも付いたバルブブロックというのが入っています。

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 中身を取り出したのが下の写真です。

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 コンプレッサは、ピストンが上下して空気を圧縮するタイプです。ピストンのシールを6年ほど前に交換しましたが、まだほとんど減っていませんでした。

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下は、前側のエアスプリングです。エアパイプが上から入っています。 

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 こういうパイプの接続部は、Oリングで気密を保っています。これがゴムなので、長年圧力を受けていると変形してきます。数年ごとに交換しないとエア漏れすることになります。なんとも微妙なシステムです。Oリングはバルブブロックやコンプレッサなど気密を要する部分に大量に使われています。1個数円の部品ですが、だめになるとエアが漏れて車高が上がらなくなったりで困ったことになります。

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 下は5年間、頑張ったOリングですが、いくつかは圧力に耐えて変形したりカチコチになったりしていました。 oring-1.jpg

下は前側のエアスプリングです。乗用車に多いコイルバネの中にダンパーが入るの形式ではなく別々についていてメンテナンスしやすいように考えられているようです。スプリングはシャーシとボディの間にはさまっていて、上下をピンで止めてある構造です。素人でもジャッキがあれば1時間ほどで交換できます。価格も、タイヤ一本分ぐらいで、そんなに高価な部品ではありません。

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 前からみると、こんな感じで、エアスプリングが膨らんで車体を支えているのがわかります。

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 はずした前側のスプリングです。左が5年間車に載っていたもの、右は新品です。新品は細いですが車に乗せて車重がかかるとすぐ膨らんでしまいます。エアサスのいいところの一つは積載荷重が変わっても(重くなっても)同じレベルを保てることで、重いのが載ると、車体が下がるので、バルブからエアが供給され、圧力が高まって元の高さに戻ります。スプリングは通常以上に膨らんで頑張ります。ゴム製で10気圧近い圧力がかかるため、固くなったり、やがてはひび割れたりで、いつまでもは使えません。車の使い方によるでしょうが、数年から10年(?)おきには交換必要です。

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こちらは後ろ側です。前と似た構造です。 

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 はずした後ろのスプリングです。左が4年使ったもの。右が新品です。

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幸いに自分でメンテナンスできるので、なんとか維持できています。言い方を変えれば自分でメンテナンスできるので楽しい車と言えます。