北京へ来るのは10年ぶりぐらいです。前来た時も空が曇り気味で空気が悪いなと思いましたが、最近は大気汚染で大騒ぎです。たしかに煙ってます。セントレアから青島経由で来ましたが、青島は空港のロビーの中も煙ってました。
青島まで国際線で青島から北京までは国内線になる飛行機で、どうするのかなと思っていたら、青島のイミグレーションを抜けたバゲージクレームへ下りるところで航空会社の地上係員が待ち構えていて、ぺきん、ベイジィンと言って北京まで行く乗客をまとめて、1回ロビーまででて、もう一回セキュリティをくぐらせて、今度は国内線になった同じ飛行機まで誘導してました。この間約1時間、国内線になった飛行機には青島からの乗客がもう乗っていて、国際線からの人は前と同じ席にすわって、みんなそろったら出発でした。途中ではぐれたらどうなるんでしょうか??この飛行機は北京到着時もトリックがあって、バゲージクレームで荷物をまっていても出て来ません。実は、国内線の人の荷物と国際線の人に荷物は別のところに出てくるのですが、そんなこと書いてないし、言ってたのかも不明です。セントレアを発つときから、もう日本語話すキャビンアテンダントはいなくてアナウンスは中国語と英語のみです。どうも国内線のバゲージクレームに集まっていた人を地上係員がまとめて国際線のほうへ連れていったらしいのですが、私はトイレに行ってたのではぐれたみたいでした。国内線と国際線のバゲージクレームの途中には係員がいて何か聞いてきます。帰りも北京から青島まで国内線なのですが、50番ゲートという国内線とは別の所から入りました。北京首都空港はチェックインカウンターへ入るのにセキュリティチェックがあります。普通はオープンですよね。チェックインカウンターを探すのに一苦労しました。地下鉄も乗る前にエックス線の機械に手荷物を通す必要あります。ほんとに悪い人は、通さないで横を通り抜けると思います。さて帰りの青島は国内線の到着のところに地上係員がいて、こんどは、なごやぁ、と言って国際線へ行く人をまとめて連れていきます。黄色い長い乗継チケットをくれて一工程済むごとにちぎっていきます。国内線の到着から国際線の発車時間までは定刻で一時間無いようで、遅れて離陸しました。北京からの乗客が自分が前座っていた座席に戻ると中国各地からのほかの乗客がもう座って待っていました。半々ぐらいのようでした。金曜夕方の、このフライトはガラガラで後ろの方は誰もいませんでした。60%ぐらい?
ホテルの前の道路はいつも渋滞しています。下の写真を見ると、ほとんど日本みたいです。
実際には、北京でも交通量の多い目抜き通りのようでした。
歩道とかにタッチパネル式の案内装置が立っています。ほこりだらけでした。たぶん一日に何回かはほこりをはらうんでしょうが、それでも、車も何もかもほこりまみれでした。到着した頃はちょうど黄砂が降ったらしく、いちだんと凄い日だったようですが、こちらはそんなことは知らず、中級ホテルの部屋にいても、なんかほこりぽく感じて眠れなかったので、マスクして寝ました。朝テーブルがうっすらほこりにまみれていました。出かけて帰ってきたら、きれいになっていたので、メイドさんが拭いたようです。ちなみに一日目に泊った高級ホテルは天井に空気清浄機が仕込んであるのか、そんなことはなかったです。
ネットを見ていたら中国の大気汚染状況のページがありました。
http://aqicn.org/city/beijing/jp/
これをみると、ほかの都市に比べたら北京は、まだましのようです。日によっても差があって一週間いたうちの一日は、良かった(まだまし)です。日本の清浄な環境でしか生存できないほこりに弱い人は冗談なしに、来るべきでないです。保険おりるでしょうか??
日本では公共の場所にゴミ箱はセキュリティのためか見かけなくなりましたが、こちらでは歩道に数百メートルおきにおいてあります。でもツバをぺっと吐くのと、タバコの吸い殻をぱいと捨てるのは、見てて怖いです。こちらでは普通のできごとのようです。それがなければ歩いている人のほとんどは日本人に同じに見えます。
郵便ポストのようです。緑色をしています。裏側は赤いです。裏にも口があってEXPRESSと書いてありました。試しにホテルで切手を買って日本に、はがきを出してみましたが、はたして届くでしょうか? --> 13日後に日本の宛先に届きました。船便で来たの!?
夜の通りはこんなぐあいで、街灯が点いているし人通りもけっこうありました。
一泊だけした高級ホテル。税込で約3万円。米国の標準化団体の会議に参加していますが、いつもの米国と同等の会議場所を中国で求めると、こういうことになるのは仕方ないと思います。中国の技術者多いのと中国市場は大事なので、このあたりでも開催必要ということのようです。実際、会議室で周りを見ると、半分ぐらいはアジア系の人で、さらにその半分以上は中国語を話す人のようでした。
2日目から泊った徒歩圏内の中級ホテル。外国人宿泊者の多いホテルで、一部従業員(ほんとに1部だけ、電話の交換手には通じなかった。)は英語が通じてたすかりました。一泊約1万円。宿泊している中国の人からみると私は中国人にしか見えないようで、中国語で話かけてくるので、あやしい中国語で返事すれば、日本人とはおもわれなかったようです。
ここのホテルは親切に蛇口に飲めないと書いてありました。1日目のホテルはこういう表示は無かったです。どちらもペットボトルの水が数本無料で置いてありました。市の水そのものなのか、多少はホテルで濾しているのどちらかはわかりません。このホテルの場合は、水は少しカビ臭く、煮沸すると白い粉をふきました。5,6年前に行った上海のホテルの水はあきらかに臭くて濁ってましたから、北京はまだましです。
電気のコンセントです。いろんなのが刺さるようになっています。このほかに、ハの字のコンセントとかもありました。会議室にあった、いくつも刺さる電源タップは、アース付きの3本式が一つに、太い二本形式がいくつか並んでしました。統一されていないためか、なるべくいろいろ使えるように工夫しているようでした。
なにが悪かったのかわかりませんが、朝7時前にパソコンさわっていたら突然ボンという音がし停電しました。どうも部屋のブレーカーが落ちたようでフロントへ電話したらすぐ来てくれました。手慣れた様子で、クロゼットの奥にあるブレーカを戻して終わりで、なぜか聞いたのですが、中国語しか話せないらしく不明でした。懐中電灯が置いてあるところをみると普通のことなんでしょうか?特に電気をたくさん使ったわけではないし、なんかどこかでスパークしたような気もしましたが、その後は平穏でした。電気系統が老朽化してる?黄砂かなんかでショートした?マイグレーション?
どうも空気中のほこりのせいなのか湿度(乾燥肌にならないので、そんなに低いと思えない。)のせいなのか、静電気が多くて、あちこちでバチバチ言うし、ぴりぴりします。このせいかも?恐ろしい街です。
テレビをつけるとマレーシア航空の事件のニュースを毎日やってました。中国人がたくさんのっていたので関心がたかいということでしょうか?
こちらのインターネットは、かなり規制がかかっていて見れないサイトがたくさんあります。会社の内部ネットはつながらなかったし、TwitterとFacebookは、こちらでは無いことになっています。なぜか大手のブログサイトは軒並み遮断されてました。こちらでネットをみていると日本のプロバイダのVPNの広告が出てくるので、ひとつ無料期間があるのを試してみましたが、単純なものだと、こちらでの接続先によってはTCPのポートが閉じられていて、使えないようになってました。基本的にファイアウオールでは、使うポートだけ解放しますから、そう簡単にはいかないです。
物価は、とても安いということはありませんが、ラーメンやチャーハンとビールで50元(¥850)ぐらいから、スーパーで朝日ビール350mlは、4.5元(¥75)、地元の蒸留水が2リットルで8.5元(¥145)、ワインはスーパーにいっぱいおいてありましたが輸入品は関税が高いのか4合瓶で100元(¥1,700-)からくらいでした。もちろん高級ホテル内では数倍から10倍すると思います。
今回は仕事でしたが、観光では残念ながら来たいと思えない北京でした。外を歩きたくないので、どこへも行かず、首都なのになぁ、と思いますが、、、30年前の東京も、こんなだったでしょうか?