HAMの最近のブログ記事

QRP

| コメント(0) | トラックバック(0)

QRPというのは無線の用語で、"送信電力を下げる"とかいう意味で

転じてハムの間では小電力で通信することを言います。

今朝コンテストにQRPとプアなアンテナで参加していて

ふとずっと昔QRPのアワードが突然米国から送られてきたのを思い出しました。

あれは、どこに行ったかと探したらありました。

qrp_a.jpg

2000年の2月寒いなかノイズの少ない山へ無線機を持って移動していました。

このときは土曜から行ってキャンプしていたようです。ログを見るとJSTの9時過ぎになって

ました。もう24MHの米国へのパスは終わりかけていたころに、呼んできたようです。

相手へのレポートは、339なのでカスカスだったようですが、名前も州名もコピーできてました。

忘れたころに、これが送られてきました。25.775mile=41,240Km/Wattアワードと

なっています。この局はアイダホの方で距離は約8,248Km向こうの送信電力は0.2Wと

いうわけです。携帯電話でも1Wぐらい出ますのでたいしたもんです。

今はネットでアマチュア局の検索とかもできます。まだご健在のようです。

この局は米国ですが、ヨーロッパには簡単な設備で無線をやっている方がたくさんおいでの

ようです。移動して無線やってたころ18MHzとか24MHzでCQ出すと弱い局がよく呼んできました。

ノイズなのか人間が発信しているシグナルなのか、よくわからないんです。

昔は毎週のように移動していた時期もあって、そういう局と交信するにはどうしたらいいかを

工夫したこともありました。ノイズの少ないところで高利得の八木を上げて、狭帯域の350Hz

などのフィルタいれて、さらにオーディオのピークフィルタも入れて耳をすませば弱い局が

たくさん呼んでるのがわかったりしました。こちらから送るレポートは全部339だったような。

昔のことを思い出しました。 

ベランダにアンテナがあるので久しぶりにコンテストにでてみようと思いました。

コンテストと言ってもアマチュア無線のお祭りみたいなものです。

今日やっている、このコンテストは米国の団体が主催していて米国のアマチュア局は

米国外の局と交信し局数と国の数がポイントになります。

米国外の局は米国の局と交信します。局数と交信した州の数を競います。

昔は山の上に移動して八木アンテナを回してやったりしましたが今回はベランダの

ホイップアンテナと10Wで参加です。

ant.jpg

こんな設備でも土曜のコンテスト開始(UTC0から開始)後21MHzで30分ほどで10数局と

交信できました。さすがに西海岸ばかりで、AZ, OR, CA, WA, TXといったところでした。

相手局の設備に助けられているところが大きいと思います。

28MHzが開けてないかアンテナを交換して聞いてみましたが、聞こえませんでした。

日本のKW局が米国の局と交信していましたが、相手局は聞こえなかったです。

夜になったら7, 3.5も試してみようと思います。14MHzはアンテナがありません。

実家に置いてあった50Wの無線機も持ってきましたがWhipでは無理だよね、

などと考えるところが無線の楽しいところでしょうか。

夜7MHzも聞いてみました。強い局だとなんとか交信可能でしたが、ほとんど気づいても

もらえませんでした。3.5は、時間が悪かったのか聞こえもしませんでした。

日曜日は朝28も少し聞こえていました。ハイバンドはなんとか届くようです。

早々にe-mailでログを提出して完了しました。メール送るとすぐに自動解析されて

OKとか修正必要とかのリプライが反ってきます。すごいです。